こんにちは、trans(トランス)です。
私は、数日前にコロナ禍の中、某メーカーから研究職の内定をいただき、就職活動を終了させました。今回は、コロナ禍で就職活動を行った私の思いや考え、感じたことなどを書いていこうと思います。
まず、結論から言うと根本的な原因を見つけて、少し軸からぶれたとしても価値を自分で見出して進んで行くしかないということです。
まだ就職活動を続けている人も、すでに就職活動を終了させた人も、共感したり,反発しながら読んでみてください。
それでは行きましょう!
1、就職活動の始まり
内定が出たのが2020年6月30日でしたが、私が就職活動を開始したのは2019年の5月頃でした。人によって遅い,早い意見が割れると思いますが、私の中では、かなり早くスタートさせたつもりでありました。
夏のインターンシップに向けて様々な企業のES(エントリーシート)や、SPI(学力試験)を受けました。しかし、結果は全企業落選でした。
まあ、このときはそんなに焦ってはいなかったです。むしろ、就職活動の練習ができたとポジティブに捉えていました。
その後、秋ごろまで何もしませんでした。というか夏のインターンシップ全落ちの私には何もやることがありませんでした。
そして、秋ごろに合同説明会に行って運命的な出会いをします。それは、商社との出会いです。研究職しか考えていなかった私にとって、大きな出会いになりました。
この頃からだと思います。就職活動の軸として
①「自分が成長できること」
②「様々な人と関われること」
③「結果に見合った報酬が得られること」
この3つを意識して行っていました。
そして、2つの商社のインターンシップに行かせていただき、研究職以外にも商社という選択肢があることを認識し始めました。というより、この3つの軸は商社の方が合いそうと心の中で思っている自分がいました。
2、新型コロナウイルスの流行,そして就活の延期へ
少しづつ業界や企業が明確になってきて、2020年3月から本格的な就職活動開始となりそうな矢先、新型コロナウイルスが流行し始めました。最初は、私も、どうせすぐに収まるだろと高をくくっていました。
しかし、私の考えとは裏腹に事態は悪い方に進んで行きました。そして、私が志望する企業も説明会の中止や延期に追い込まれていきました。
そして私の中では6月初旬に内定が複数企業(商社やメーカー研究職)から出て、選択をしている予定でしたが、内定が1社も出ないのは愚か、面接すらも1回もありませんでした。このときは、とても焦りました。内定が出ないならまだしも、面接も1回もしていませんでしたからね。
面接も1回もしていない私は、焦りから、そのときに開催されていたwebの合同説明会に参加しました。そのときに、たまたま見た教育関係(塾)に、教員志望だった過去もあり、応募してみることにしました。結果は、1次試験合格で、2次試験の面接に来てほしいとのことでした。
このあたりから、各企業が動き出して何社か面接に進むことになりました。
そして、塾での面接のときに、先ほどの章で話した3つの軸についてのことを話したところ、
「研究職は少し違うのではないか」
という指摘を受けました。さすが、教育業界の人ですね、、、。私の心を読まれたようでした。
この塾の面接官の言葉が心に残ったまま、他の企業も面接を受けていました。
3、急な内定,心の迷い
就職活動が、少しづつ軌道に乗り始めた矢先、その日に最終面接を行った企業(メーカーの研究職)からその日に内々定を貰いました。これだけなら、とても嬉しいことですが、弊社の内定を受けるか受けないかを1週間以内に決めて欲しいと言われました。
当然ですよね。どの企業もコロナウイルスに予定が大きくずれているので、早く人員を確定させたいはずですから。
他に受けている企業も、面接である程度のところまで行っていましたが、残り1週間では内々定はとうてい出るはずもありませんでした。
つまり、私に残された選択肢は、
①「内々定を貰った企業に決める」
②「内々定を貰った企業を断って、就職活動を続ける」
この2択しかありませんでした。
もちろん、内定をもらった企業に良い返事をして、就職活動を続ける手もありましたが、嘘までついて就職活動をすることに価値を見出せませんでした。
もちろん内定は嬉しいのですが、とても迷いました。塾の面接官に言われたことや、大学院まで行って給料の低い企業に行くべきかという迷いが私を迷わせました。
色々な人に相談しましたが、皆内々定をもらった企業に行くべきだと言ってくれました。
理由としては、
①コロナ禍で内定が出たのは大きいこと
②給料はいくらでも挽回できる
③大学院まで行って研究をやっているから
といったものでした。
まだ少し、心がモヤモヤしていましたが、迷っていても仕方ないので、内々定をもらった企業に内定承諾の返事をして、それ以外の企業に選考辞退の連絡を入れました。
これで心のモヤモヤが消えると思いましたが、そんなことはありませんでした。少し塞ぎ込んでしまいました。
塾の面接官に言われたことや、大学院まで行って給料の低い企業に行くべきかという迷いが、まだ私の心の中にいたのだと思います。
しかし、あるとき、ふと気づきました。私を迷わせていることは、塾の面接官に言われたことや、大学院まで行って給料の低い企業に行くべきかということではなかったのです。
研究職として結果を出していく自信がなかっただけなのです。大学院で、他の研究室の圧倒的な差を目の当たりにしている私は無意識にこのようなことを思っていたのです。
これが分かってから一気に心のモヤモヤがスッキリしました。
デカい圧倒的な壁があるから面白い、どんなに大きな壁でも立ち向かいぶっ壊してやろうと思いました。
塾の面接官に言われたことも大したことはありませんでした。
①「自分が成長できること」、これは研究者としてのスキルが身に付き、圧倒的にデカい壁を壊すのだから楽しいし、成長できるので問題ないです。
②「様々な人と関われること」、これは怪しいところですが、色々な取引先様に営業とともに向かって説明したりすることもあるかもしれませんし、様々な部署の人と関われるかもしれません。やる前からできないと思うのは、内定をくれた企業に対して失礼です。
③「結果に見合った報酬が得られること」、これも研究職の結果なので分かりづらいと思いますが、日々考えて上を見て行動していれば人事の方に評価してもらえるはずです。
また、給料が低いことも大したことはありません。
研究職はホワイトです。土日は休みですし、有給も取りやすいです。だから、このブログをもっと成長させて、価値のあるものにして、副業として大きく収入を得るチャンスが与えられたということです。
いくらでもポジティブに捉えることができるようになりました。研究所は、郊外のため趣味のゴルフは気軽にできますし、のどかに暮らすこともできます。
マネジメント力に関しても、初めて一人暮らしするので、家事や研究,プライベートなどをバランスよく組むことでレベルアップしていけると思いました。
あっさり決まったことにより悩んだ内定でしたが、根本的な原因を見つける大切さや少し軸がぶれても自分で価値を見出す大切さを学びました。
自分が過去に考えていたことや、未来を想像する必要はありません。まず、価値を見出し、今をしっかり生きるしかないのです。今に価値を見出せなくなったら、次のことを考えればいいのです。
少し長くなりましたが、価値を見出し、今をしっかり生きることが今回のまとめです。
少し描いた理想と異なっていても、まず、今をしっかり生きていきましょう。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。